勇嶺薫

□ 赤い夢の迷宮    講談社ノベルス あらすじ  ある事件を境に疎遠になっていた7人が25年ぶりに再会する。 しかし、再び集まったO.Gの館で待ち受けていたのは悪夢のような殺人事件だった。  児童向け推理小説作家で代表作に名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ等がある、はやみ ねかおるが、『勇嶺薫』として大人向けミステリとして書いた作品。  物語は、小学生時代と大人時代のパートに分かれています。小学生時代の描写はさすがと いうか、非常に読みやすく、緊張感や恐怖たっぷりです。  ただ大人のパートは、かつての同級生に会ったというのを差し引いても違和感を感じます。 年齢の割に言動が幼すぎてラストとの整合性がとれていない気がします。 (O.Gがいつまでも無邪気すぎる子供のままだということの対比に、あまりなってない)  小学生パートにはあった緊張感や恐怖が大人パートでは薄れていて、いまいち盛り上がれ ませんでした。  閉ざされた館で殺人事件が起きているというのに、推理や理論展開もあまりなく、サクサク 話が進んでいったのが残念でした。私が読みたかった緊張感有り驚き有りといったクローズド サークルモノとはちょっと違いました。  「大人向けミステリ」という一つの分類として読むのなら、文章も読みやすくてトリックや 動機も楽しめます。しかし本格や新本格と呼ばれる作品のような内容を期待して読むと物足り ないのではないかと思います。
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